求人サガス

長崎県という地域に徹底的にこだわり、「密着」ではなく「溶け込む」ことを目指す

民間の求人情報誌

求人業界が活発だ。

以前から求人と言えば、「職安」、現在の「ハローワーク」がその最大手を握ってきた。

そして時代は今やインターネット全盛。
ハローワークでの求職ですら、全国版で検索ができるようになった。
長崎に居ながら、東京や北海道の求人情報を検索することが出来てしまう。

 

しかし、ハローワークに求人を出すためには、事業者は最初に事業所登録をしたり、様々な資料の提出を要求される。
もちろん、たいていの事業所はそれらの資料を提出し、登録し、ハローワークで求人を行う。

しかし、こんな事情もある。

「今日明日で、短期アルバイトが欲しい」
「猫の手も借りたい状態なので、今すぐ人が欲しい」
「ハローワークで手続きをしている暇すらない、とにかく今!」

そんな時に、事業主の頼りになるのが、民間が発行する求人情報誌だ。

ハローワークまで出かけて行かなくても、街角の無料スタンドから冊子を入手することで、職を探している人は職を見つけることができる。
事業者も、ハローワークの担当者を通じてではなく、直接志望者とやり取りするから資料をやり取りする手間も省ける。

以前は、街角の掲示板や、店頭のブックスタンドがその配布窓口だった。
しかし、1990年前後から、急速に発達して来たインターネットメディアの波に乗って、民間の求人情報誌もインターネットへ進出して来た。
それこそ、街角だけではなく、24時間、求職者は求人情報を探せるような時代がやってきた。

しかし、そこで問題になってくるのが「地域性」。

極端な話をすれば、長崎県の人間に、北海道や東京のアルバイト情報は必要が無い。
「地域で検索」という項目はあるにせよ、その地域に住み、その地域で生活し、その地域で働こうと思っている人にとっては、余計な情報が多すぎるのだ。

そんな中で、「長崎に生まれ育ち、長崎を愛し、長崎の人のための、長崎の人をターゲットにした長崎の求人誌」を目指すのが、今回紹介する「求人サガス」だ。

求人サガスは、長崎中心、長崎のみ

「求人サガス」の森山佳和代表は、こう語る。

「以前から、地域に完全密着した求人情報誌というものは存在していました。
どちらかというと日陰的な存在でしたけれどね。

だから、インターネット時代を迎えて求人情報というものが一般化したのは喜ばしいことでした。

ただ、インターネット時代になってから僕が感じるのは、ワールドワイドになり過ぎたということです。
以前は、長崎県の中の諫早、大村、島原、佐世保だったのが、「全国の中の一部である長崎」になってしまった。

求人は違うと思うんですよ。

もちろん、出稼ぎで県外の就職情報を探す方もいらっしゃいますが、それは一部です。
大半は、長崎県という土地で暮らし、長崎県の通勤可能地域で就職先を探すというのが一般的だと思うんです。
だからこそ、僕は長崎県という地域に完全特化し、長崎にこだわった「求人サガス」をやっているんです。」

求人サガスの創業は、2001年。
個人事業主として創業してから、もう15年になる。

創業当時、バックボーンも資本もツテも無い状態から始めた。
すべて「長崎のために尽くしたい」という思いがあったからなのだそうだ。

「もちろん、生活のためには、いくばくかの資金は必要ですが、これで儲かってやろうという考え方は無かったですね。

僕は、長崎県で生まれて長崎県で育ちました。
だから、長崎県という所は好きですし、とても大切です。
きれいごとかもしれませんが、長崎のために役に立つことはないか、長崎のために尽くせることはないか、と考えたんです。

以前、僕が別の会社でサラリーマンをしていた頃、バブルが崩壊しました。
経済的には決して裕福ではない長崎県は、その時に県外へ多数の働き手を排出してしまったんですね。

県内に元気な働き手が少なくなった。
企業はたくさんあるのに、働き手がいないんですよ。

企業としては働き手が欲しいから、必死でハローワークに求職情報を出すわけですよ。
でも、反応が薄い。
だって、その当時はまだ「職安」という前時代的な名前で、どうしても響きがカッコ悪いし、若者も行きたがらなかった。

じゃあ、そういった若者はどこで職を探すのか?と思ったんです。
そういう人たちに、気軽に、手軽に求人情報を提示できる手段はないかと考えて作ったのが「求人サガス」なんです。」